最近こぎん刺しがにわかに自分の中で流行っております。たのしい。

んで、さっきこんな記事を読んだのです。>hitoharico通信 松かさ図案について。

ようするに松かさ図案は著作権が発生しないような昔っからある伝統図案ではなく、現代のこぎん作家さんのオリジナル図案だから勝手に商用利用すんな、ということで、これを愛用していたhitoharicoさんがこの度その指摘を受けたという話です。

ちなみに松かさは高木裕子さんのオリジナル。『続・こぎん刺し図案集118パターン』という本に出てきます。私も持っています。びっしり図案が載っています。

この本を利用するに当たり、気になってたことではあるんですよね、商用利用。

だから話自体は驚きもしなかったんですが。あー、そういうこともあると思ってた、くらいというか。

そんなこんなで思ったことをとりとめなく。

私はこの本で紹介されている菱青海波という図案が好きです。大変好きです。というか基本的に青海波が好きなのです。青海波が大好きです。青海波はいい。加賀ゆびぬきとかも気になるくらい。

私は別にこぎんで商売しているわけではないけれど、この図案を試しに刺してみようと思ったとき、ふと考えたのでした。これってこの図案使ったものを売っていいんだろうかと。この図案、多分伝統図案じゃないよね? と。

なんか、青海波自体はよくある模様だけど、これがこぎん刺しの伝統図案といわれたら違和感あるな、と。主観でしかないんですが、これまで見た伝統図案として紹介されていたものと比べると、雰囲気が違う気がしたのです。伝統図案でないならこの本の著者のオリジナルかもしれない。となると著作権発生するよね、という。

いや、伝統図案だっていうなら仮に商売しようと思うときにも遠慮ももやもやもなく使いますがね!

でも確証が無い限りは使えないし、使わないほうが無難だよね、という結論にどうしてもなります。現状お金をとるでもないのに、つい、万が一のことを考えてみたいな思考になって、確実に伝統図案だと思うものばかり選んでしまいます。まあ、試しにやってみよう、みたいなときは色々選んで刺してみますけど。そして基本的に伝統図案のほうが好みに合致するということもあるんですけど。

これはどう見ても伝統図案じゃないだろう、っていうものあるわけです、この本の中に(まあこの本にかぎらずですが)。でも、オリジナルも伝統ものも区別なく、ただ図案が並べられているだけなのですよ、この本は特に。正直、これはもしかして……とは思えど、見ている側にははっきり確証なんて持てません。書いといてくれればいいのになあ、とは思いました。ググればすぐ引っかかるくらいには、こぎんで商売している人達がいるわけだし、と。

イラストの背景集みたいに使って使ってーとまるまる一冊ご自由にどうぞとかいう太っ腹さを求めるわけではないから、せめて奥付のところにでも「この本に乗っている図案を使った作品を販売しないどいてね」とか、図案番号の横に★マークでも振って「★マーク付きはオリジナルだから商売に使わんでね」とかあればもやもやしないですむのになーと大変利己的ながら思っていたのです。だって、無断複写は法で定められた例外を除き違法です、くらいのことしか書いてないですし(見落としがあるかもだけど)。

まあとにかく、なんというか、本に乗っている図案とかを使うときには、それが模様として伝統的かどうかはひとまず置いといて、慎重すぎるくらい慎重になれってことなのかなあと。

あーなんかまとまらないなあ。まあでも、これで終わりにする。